外壁塗装の水性塗料と油性塗料の違いと選び方

自宅のメンテナンスに力を入れている方必見です。
環境や健康への配慮を重視しながらも、コストパフォーマンスも気にする方は多くいらっしゃいます。
そんな方々にとって、外壁塗装の際には水性塗料と油性塗料のどちらを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。

今回は、外壁塗装に用いられる水性塗料と油性塗料の違い、そしてそれぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説することで、あなたにとって最適な塗料選びをサポートします。
ぜひ参考にして、素敵な暮らしを実現してみてください。

 

□外壁塗装に使う水性塗料と油性塗料の違い

 

塗料は主に3つの成分から成り立っています。
樹脂、顔料、溶剤の3種類です。
樹脂や顔料は外壁を守る膜の役割を果たし、溶剤は揮発する役割を持ちます。

そして、水性塗料と油性塗料は、その名の通り塗料の主成分と希釈剤に違いがあります。
ぜひ参考にしてみてください。

 

1: 水性塗料

 

水性塗料は、水と合成樹脂を混ぜて作られた塗料です。
水で希釈し、シンナーなどの有機溶剤を使用しないため、人体や環境への影響が少ないのが特徴です。
また、強い臭いが発生しないというメリットもあります。

 

2: 油性塗料

 

油性塗料は、油と合成樹脂を混ぜて作られた塗料です。
シンナーなどの有機溶剤で希釈するため、水性塗料と比べて乾燥時間が長く、臭いも強いのが特徴です。

 

 

□水性塗料と油性塗料のメリット・デメリット

 

水性塗料と油性塗料それぞれにメリットとデメリットがあります。
ぜひ参考にしてみてください。

 

1: 水性塗料のメリット

 

・環境への負荷が低い

・臭いが少なく、乾燥時間が短い

・近所迷惑や居住者への害になりにくい

・価格が比較的安い

 

2: 水性塗料のデメリット

 

・耐久性が油性塗料より低い

・紫外線に弱く、色褪せしやすい

・塗装できない下地が多い

・油性塗料と比べて塗膜が薄いため、傷つきやすい

・ツヤが落ちやすい

 

3: 油性塗料のメリット

 

・耐久性が高く、長持ちする

・紫外線に強く、色褪せしにくい

・さびが発生しにくい

・低温で塗装を行うことが出来る

・塗膜が厚いため、傷つきにくい

 

4: 油性塗料のデメリット

 

・環境への負荷が高い

・臭いが強く、乾燥時間が長い

・シンナーを使用するため、取り扱いに注意が必要

・価格が水性塗料より高い

・引火性を持つ塗料もある

 

 

□まとめ

 

外壁塗装の塗料選びは、環境への配慮、耐久性、コストパフォーマンスなど、様々な要素を考慮する必要があります。
水性塗料は環境への負荷が低く、臭いも少ないですが、耐久性が劣るという側面があります。
一方、油性塗料は耐久性が高く、色褪せしにくいですが、環境への負荷が大きいという側面があります。

今回の記事が、あなたの外壁塗装の塗料選びの参考になれば幸いです。