瓦のメンテナンス｜種類別の適切な方法と費用相場を解説

家のメンテナンスに関心があり、瓦屋根の寿命を長く保ちたいと考えている皆さんへ。
瓦屋根のメンテナンス方法や費用が分からず、適切な対策を検討したいと思っているのではないでしょうか。
今回は、瓦の種類別のメンテナンス方法、費用相場、注意点などを解説します。

□瓦の種類別メンテナンス｜費用相場や注意点

瓦には粘土瓦、セメント瓦、乾式コンクリート瓦など、種類によって適切なメンテナンス方法や費用が異なります。

1. 粘土瓦

粘土瓦は、古くから使われている伝統的な瓦で、耐久性、耐火性、断熱性に優れています。

しかし、経年劣化によって、ひび割れや苔が発生することがあります。
粘土瓦のメンテナンスは、主に以下の3つになります。

・ 瓦の洗浄
・ ひび割れの補修
・ 苔の除去

粘土瓦のメンテナンス費用は、瓦の種類、施工範囲、作業内容によって異なりますが、目安として以下の費用を参考にしてください。

・ 瓦の洗浄：1㎡あたり5,000円〜10,000円
・ ひび割れの補修：1ヶ所あたり5,000円〜10,000円
・ 苔の除去：1㎡あたり3,000円〜5,000円

粘土瓦は、高温で焼き上げられているため、衝撃に弱いです。
そのため、メンテナンス作業を行う際には、落下物に注意が必要です。
また、苔の除去には、専用の洗剤を使用する必要がある場合もあります。

2. セメント瓦

セメント瓦は、粘土瓦に比べて安価で、軽量であることが特徴です。

しかし、粘土瓦に比べて耐久性が劣り、ひび割れや色褪せが発生しやすいです。

セメント瓦のメンテナンスは、主に以下の2つになります。

・ 瓦の洗浄
・ ひび割れの補修

セメント瓦のメンテナンス費用は、瓦の種類、施工範囲、作業内容によって異なりますが、目安として以下の費用を参考にしてください。

・ 瓦の洗浄：1㎡あたり3,000円〜5,000円
・ ひび割れの補修：1ヶ所あたり3,000円〜5,000円

セメント瓦は、粘土瓦に比べて水に弱いため、雨漏りしやすいという側面があります。
そのため、定期的に点検を行い、必要に応じて補修を行う必要があります。

3. 乾式コンクリート瓦

乾式コンクリート瓦は、セメント瓦に比べて強度が高く、耐久性に優れています。
また、軽量で施工が容易なため、近年人気が高まっています。

乾式コンクリート瓦のメンテナンスは、主に以下の2つになります。

・ 瓦の洗浄
・ ひび割れの補修

乾式コンクリート瓦のメンテナンス費用は、瓦の種類、施工範囲、作業内容によって異なりますが、目安として以下の費用を参考にしてください。

・ 瓦の洗浄：1㎡あたり4,000円〜7,000円
・ ひび割れの補修：1ヶ所あたり4,000円〜7,000円

乾式コンクリート瓦は、セメント瓦に比べて割高ですが、耐久性が高いため、長期的に見てコストパフォーマンスに優れています。

□まとめ

瓦の種類によって、適切なメンテナンス方法や費用が異なります。
そのため、瓦の種類を把握した上で、適切なメンテナンスを実施することが重要です。